著者:氷室冴子さん
♪感想
ざっと、お話をかいつまんでいくと。
瑠璃姫は幼少時の初恋の人の吉野君(よしののきみ)の思い出を胸にして、
一生独身を過ごそうと思ってるところに、現代で言い換えるなら「父親に」結婚を吹っ掛けられ[管弦の宴にて]、権少将(ごんのしょうしょう)に
夜這い、
既成事実をと、持ちかけられると言う(-_-;)
瑠璃姫にしてみれば、なんで結婚なんかしなきゃいけないのよ!父親の浮気性[平安時代設定のため、このころは一夫多妻制が普通な時代]を見てたら、[結婚も]したくもなくなるわ!と、言うことからも、健気に、
一生独身を・・・と考えてしまうようですね。宴の当日、権少将から逃げて弟の融の部屋に助けを求めに行ったところ、そこには・・・融の友人の高彬が・・・。
そこで、高彬はちゃんと?自分の意思も含めてでしょうが、瑠璃姫に手を差し伸べてましたね。「
筒井筒(つついづつ)の仲で・・・」とね。瑠璃姫は、それに便乗するように、権少将に対して反論の返事してますし・・・。ひょんなことから、瑠璃姫と高彬のストーリーが始まっていくかのようにも思われますが、
初夜を迎えようとすると、初めは・・・「高彬のお祖母さま亡くなった」ことで、
服喪5ヶ月ということでお流れ、次迎えようとした時の夜はと言うと「弟の融が太刀傷を受けて戻ってきて、高彬は夜盗の仕業と思い、仕事へ向かってしまう」そして、お流れ・・・。
と、2度目の初夜お流れを切欠に、瑠璃姫は
東宮絡みの事件に巻き込まれていくのであります。
まぁ、かなり大雑把に上記のように説明しましたが、興味をもっていただけたなら是非とも本を手にしていただきたくて、わざとそうしてみています。
上記では
鷹男については触れていませんが、弟の融太刀傷を切欠に出会いました。何とも、すさまじい出会い方というか、瑠璃姫の行動力の賜物なのでしょうね。瑠璃姫は
好奇心旺盛なお姫様。平安時代じゃ、とてもじゃないけど考えられないお姫様!
バイタリティーあふれまくってる女性だったのでしょうね。
高彬は、小さいころから好きだった、瑠璃さん。念願かなって、いざ
結婚かと思いきや、お流れ・・・という、悲しい状態。
服喪中に、お歌の指導をしてもらったりしてますが、それも瑠璃さんには、とある
疑惑をもたれたり、親友の融には、太刀傷うけてでの、夜盗騒ぎに巻き込まれるわで、さぁ大変!夜盗騒ぎでは、
東宮からご指名されて・・・宿直(とのい)をさせられたりしてますね。
で、
鷹男はと言うと・・・瑠璃姫と出会い、東宮を廃そうと言う陰謀事件を暴いていく・・・という。
そして、その
鷹男は実を言うと・・・
東宮本人だったり!と、はちゃめちゃな展開。そして、命を本人は懸けたつもりはないが、瑠璃姫は死の直前をあじわい。命を賭してまでの活躍を見て、
鷹男は瑠璃姫のことを
気に入ってしまうと言う。
こう、考えるとものすごい状態ですね。瑠璃姫は変わり者扱いされますが、瑠璃姫の本質を知る人は、惹かれずにいられないのかもしれません。
私は、何度読み返したことか、本当に楽しいです。瑠璃姫と高彬のやりとり、
鷹男と瑠璃姫の活躍、弟の融のドジっぷりというか、抜けてる感じというか、ちょっと可愛いなと思うところがあるキャラ。
こんな1巻目ですが、今後の展開が楽しみになる1冊です。
もし、これを読んでいただいて、興味を持ってもらえたら、嬉しいです。つたない、紹介記事ではありますが、ちょっとした切欠になってくれたら幸いです。
注意:反転させてご覧ください。そうしないと、意味が分からないと思います。読みづらいでしょうが、頑張って読んでみてください。
[2回]
ちょっと、書きますと小説1巻目は、コミック(私の持ってるのは文庫版)だと、2巻目表記されてる途中までにあたりますね。てか、ちょっとしたことのつけたし的な、内容のお話でした(汗)
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この記事へのコメント
No Title
私のほうでもリンクさせていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
もしよろしければ、アドレスを教えてくださいませ。
何度も、ありがとう^^
お返事は、瑞月さんのサイトにて、コメントさせていただきました。
もし、バナー追加されるようでしたら、教えていただければ、あとで、バナー持ち帰らせていただきます。
こちらの、リンクもありがとうございます。
こんにちは。
ブログを教えてくださってありがとうございます。
ジャパネスクの紹介記事も楽しく読ませていただきました。
リンクの件、もちろん了解です!
よろしくお願いします。
取り急ぎご連絡まで♪
Re:こんにちは。
リンクの件、快くご了承いただけて、嬉しい限りです。
リンク記事は、少々お時間いただくようになるかと思いますが、リンクはなるべく早くさせていただこうと思います。
私のブログは、決してジャパネスクだけではないことも、連ねておりますが、まったりのんびり紹介記事もやっていこうと思います。
お返事、ありがとうございました。
慧唯李